気胸で二週間入院したときの日記をChatGPTのようなモデルで要約してみた

最終更新日

入院してました......

まとめ

  • ChatGPT は雑に良い
  • トホホ、気胸はもうこりごりだよぉ~

概要

気胸で二週間ほど入院していました。

入院生活めちゃくちゃ暇なので、色々やっていて、その中の一つで日記を書いたりしてました。
せっかく珍しく日記とか書いたので公開、と思ったのですが、そのまま出すと後悔しそうなので(激ウマギャグ)、今流行りのChatGPTを一段挟むことにしました。

ChatGPT

ChatGPTについては散々ネットに解説記事が出回っていると思うのでここでは解説はしません。
今回はOpenAIが提供しているChatGPTのようなモデルを使ってみました。

ChatGPTのようなモデル?

GPTには色々モデルがあるのですが、その中でも今回はいわゆる「text-davinci-003」を触っています。
こちらのOpenAi公式ページを読んでいただくと分かる通り、「code-davinci-002」に対してInstructGPTを行い、さらにPROで精度向上させたモデルとなっています。

ちなみに、OpenAIのChatGPTに関するページを眺めてみると同じようなことが書いてあります。
おそらく、ChatGPTの内部のモデルは「text-davinci-003」で、推論に使用する各種パラメータまで含めてChatGPTと呼称されているのかと思います(ドキュメント斜め読みマンなので違っていたらすいません。。。)。

そんなわけで、今回はChatGPTと同じパラメータを持つと思われるモデルを用いて要約を行いたいと思います。

要約

入力(プロンプト)とか設定とか

今回は次のようにプロンプトを入れてます。

次の日記を要約

<日記>

また、各種推論パラメータは次のパラメータを使用しました。

推論パラメータ

- temprature: 0.7
- maximum length: EOS が出るまで出力ボタンクリック
- Top P: 1
- Frequency penalty: 0
- Presence penalty: 1
- Best of: 1

約二週間分の日記をまとめて要約

まるまる全てを要約してみると次のような出力になりました。

要約:最初の日から十三日目までの体調の悪化、検査の結果により手術が必要となるまでの病院生活を記した日記である。
最終的には手術が成功し、退院することができたが、思いもよらぬ料金請求書が届いてしまう

ほぼほぼその通りです。
特に言うことないですね。

一日ごとに要約してみる

せっかくなので、一日ごとに要約してみました。

一日目

今日は最寄りのお医者様へ行き、気胸で緊急搬送が決まった。
搬送先を探しても満床で見つからなかったが、個室なら可能ということで搬送される。
酸素飽和度が低下しそうになり神だと感じた回復体位をとった。
緊急搬送車で搬送され、PCRやCTを受けてから一週間ほど入院することになった。
管を入れる際には部分麻酔でも痛くて耐えられなかったが、個室に入ったあとは熱も出てフラフラしたので眠りたいが痛くて眠れないという思いを体験した。

管を入れる際には部分麻酔でも痛くて耐えられなかったが、

耐えてます。日記ではギリギリ耐えたって書いてます。あまり舐めないでいただきたい。

二日目

今日は病院の寝たくない朝を迎え、朝ごはんの準備で利き腕を使えなかったことやレンタルサービスなどの説明を受け、レントゲン検査をして膨らんでいるかを診てもらうが、痛みがあり眠れない夜を過ごした。

レントゲン検査をして膨らんでいるかを診てもらう

これは肺のことですね。気胸は自然に治る、つまり自然に穴が塞がって膨らむ場合が多いので、それをレントゲンで検査しています。
ちょっと流暢性が残念な感じですね。。。

三日目

三日目の病院では管がまだ痛いので横になることを考えた。
レントゲンで肺はまだ膨らんでいないと判明し、健康保険だと個室代はかからないことが分かり、さっさと退院することを夢見た。
暇なのでemnlp2022の採択論文を眺め、夜は少し眠れた。

大体あってます。
ちなみにemnlp2022の採択論文を眺めた話はあとでブログで公開予定です。

四日目


要約:四日目の入院生活に慣れてきたが、肺は戻らず、吸引をかけるか手術を取る必要があり、退院の夢は幻想だった。
今日もemnlpのタイトルを眺めていたが、病院のベットの硬さで背中の痛みが残っている。

肺は戻らず、吸引をかけるか手術を取る必要があり

ここちょっと変ですね。
吸引というのは外から圧力で肺を膨らませて、自然に穴が塞がるのを手助けする医療行為なのですが、手術との二択ではないです。
吸引してもうまく塞がらなかったら手術のはず。

生成される要約、coherenceがイケてない?

五日目

今日は起きる癖がついたとのことで、吸引で肺が膨らんだという祝福を得た。
しかし、密林から注文した下着が届かなくなりコノザマ現象が発生している。
そして、emnlpのタイトル一覧を読み終わり、明日から気になった論文を読む予定。
最後に夜は背中が痛いという日記だった。

大体あってます。
というか割とそのままかもです。

六日目


本日は起床時間が7時で、レントゲンがない為、読書やソシャゲをするなどして暇を持て余した。
また、今回から腕も動き出したのでシャンプーを自分で行うことに挑戦したが、洗面台に頭や腕が収まらず、シャワーヘッドの操作も難しかった。
下着が無事届いたことで幸せを噛み締め、肺の状態も気になるところだった。

内容はあってるんですが、もうちょっと圧縮率いじりたいですね。
シャワーのくだりとか「シャワーは難しかった」で十分な気が。。。

七日目

今日はレントゲン検査の結果が出たが、問題があり手術を回避できず、再度吸引が必要となった。
論文を読んだりソシャゲしたりしながら一日を過ごした。

あってます。
問題っていうのは肺が自然に膨らまなかったことですね。

八日目

今日から内科から外科に移ったことで、手術が現実的になりつつある。
月末だから仕事の方で必要な処理を済ませて、退院後の金銭面なども都合をつけようとしているが、肩が痛いためか現実放棄気味だ。

肩が痛いためか現実放棄気味だ。

ちょっと違いますね。
肩が痛いからじゃなくて、手術をするという事実から現実放棄って日記には書いています。

九日目

九日目に入院し、全身麻酔での手術を覚悟していることを書いた日記である。
ベッドから正面にカレンダーがある病院の空気がナーバスにさせる。
しかし、抱きたくもない希望を抱いてしまうこともあり、今日も肩が痛いというような不安がある。

ちょっと話それますが、なんで病院の個室ってベットの真正面にカレンダー置くんですかね?
日数感覚とかだとは思うんですが、個人的にはその辺意識するとメンタルダメージ負うかもです。
肩が痛いのは不安ではなく事実。

十日目

明日の手術の前に、今日は忙しくなかった。
午前中は手術前同意で少し忙しいが、午後はいつも通りの日常活動を行った。
洗濯や乾燥も行い最後の晩餐はパン粉であげた鮭だった。

大体あってますが、 日常活動って単語はちょっと違うかな。。。
いつも通りの入院生活とかが個人的には好ましいんですが、その辺の機微をモデルに求めるのはちょっと酷か。

十一日目

11日目に手術を受け、意識が飛んでいたところから目覚めた。
痛みが強くて、動くこともつらい状態だったが、必死にトイレまで行くことになった。

急に圧縮してきました。

意識が飛んで

これは全身麻酔で意識が飛んで、ということですね。
出術後は痛み以外にも吐き気とかもありました。

十二日目

今日は腰の痛みがあり、レントゲン検査を受けたところ問題なさそうだった。
時間を置いて再度検査を受け、今度こそ大丈夫だったとのことでドレーンを抜いてもらったところ、全ての痛みがなくなった。
保険の力で請求書の額が抑えられたが、今夜も体は痛いとのことだった。

腰の痛み

背中ですね。
腰は痛くなったことそんなになかったと思います。

全ての痛みがなくなった

仙豆かなにか?
全ての痛みがなくなるのではなく、痛みが薄れた、が正しいです。

十三日目

十三日間の入院が終わり、体温は37度になり料金は高いものとなった。

正しいですが、ちょっと無理矢理くっつけすぎですね。。。

要約してもらった感想

正しいといえば正しいですが。。。
まあZeroでやってこれなので、その辺を踏まえると十分かもですね。
圧縮率周りもある程度はプロンプトでいじれば対応できると思いますし。

気胸に関するちゃんとした体験記はそのうち暇なときにメモとして残すと思います。